スライスワックスによるペンダントトップ造り
厚さ1㎝程のスライスワックスを使ってトップを製作。
トップのサイズを思い浮かべると分かりますが実際に使用するのは3㎝四方くらいあれば十分
です。
デザイン画を基に、ワックスにケガいたら糸ノコギリでアウトラインに沿ってカット。
その後、
ヤスリやスパチュラーで削ってベースを完成させる。
ケガキコンパスで下絵を描いたら模様を造形する
のですが、ワックスの場合、2つの手法がありま
す。
1つは、イメージにある彫刻などのように、デザ
イン部分が浮き出るように周囲を削り込んでいく
方法。
2つ目は、ワックスの性質を活かしたもので、熱
したワックスペンで他からワックスを溶かして持っ
てきて、それを盛り付けていく、という方法。
冷めるとベースのワックスと一体となるので、そ
こから工具で整形していくという訳です。
チェーンを通す”カン”を盛り付けたら、
全体のディテールを整えて、紙やすりな
どで磨き、滑らかに仕上げていく。
リングと同様のワックス必須の工程。 発注し、あがってきたものを仕上げます。
ワックス原型がキャストされてシルバーになった状態。磨きこんでシルバーアイテムに!
ワイヤーワックスによるリング製作
手で曲げられるワイヤー状のワックスを使ってリングを製作。
このワイヤーワックスは、デザインによってはトップ製作にも使用できます。
ワイヤーワックスでは、表面を削って整形することはあまりなく、曲げて、つなげる作業がメ
インとなります。
ワイヤーワックスをスパチュラーで
カットしていき、先端を削ったり、
曲げるなどして必要な分のパーツを
用意する。
サイズ棒(芯金)にあてがって真円をキープしながら、各パーツを熱したワックスペンでつなげて
いきます。
連結が完了したら、スパチュラーを使って連結部分を滑らかに整えていきます。
パーツが細かいので、壊さないように扱いには注意で。
キャストが済んでシルバーになったら、リュー
ター等を使って全体的に磨きあげる作業へ。
更に細部まで鏡面に仕上げる。